NPO法人山口県自閉症協会は、

親同士が支えあいながら

「自閉症だけど大丈夫。自閉症でも安心して暮らしていける」

社会の実現を目指しています。

2015年06月07日

障害者施設の虐待

5月28日、ショッキングなニュース映像が流れました。
障害者施設の職員が、利用者の頭を平手で3発殴っている映像。
鋏を手に持ちながら、利用者を脅すような口調で話し、最後に「殺すぞ」と言っている映像。
何かを手に持って、利用者の頭を叩いている映像。

明らかに虐待です。

障害者虐待防止法は、平成24年(2012年)10月に施行されました。

ただ、施行前なら虐待しても良かったというわけではありません。
何度言っても虐待が終わらないので、施行されたと思っています。
「してはならぬ」と言われなければ、やめないなんて・・・
言われても、やめないなんて。

この事件を重く見て、
日本自閉症協会のHPに
虐待撲滅に向けた取り組みの決意が掲載されました。

以下が全文です。

虐待撲滅に向けた取り組みの決意

平成27年6月2日

一般社団法人 日本自閉症協会

会長 山ア 晃資


5月28日に山口県の施設における暴力、虐待があったとの報道がありました。ご本人やご家族の苦しみ、将来への不安は、想像を超える大きなものであると思います。また、全国で様々な施設を利用しておられる当事者の方やご家族にも大きな不安を与えるものと思います。直接事実の確認ができていませんが、報道された映像を見る限り、施設職員の行動に理解できる点は一切なく、強い憤りを禁じえません。山口県自閉症協会の意向をうかがった上で、本協会としての対応を至急検討したいと思います。

 過去にも、暴力、虐待の事件があり、これを撲滅しようと全国的にも大きな取り組みが行われ、国としても力を入れていたはずでしたが、このような事件が後を絶たないことは誠に残念です。改めて、関係者が力を合せ、このような事件を絶対に起こさせないという強い決意と具体的な行動が求められます。

 一般に、このような問題が起きる背景には、指導者が障害を正しく理解できていない、正しい支援の仕方を知らないということがあります。教えたとおりにできないからと暴力に訴えることは指導者としてあるまじき行為です。施設としても、指導者に対して、暴力や虐待は絶対にしてはならないという強い意思を示していただくとともに、指導者が適切な指導を行うことができるよう、対応方法を研究し、指導者の研修を行うなど、徹底した取り組みが求められます。

 当協会は、世界自閉症啓発デーの取り組みをはじめ、障害を理解する「啓発活動」に力を入れてきました。また、支援の方法についても全国各地で研修会を開催してきました。しかし、今回の事件はこの取り組みが浸透していないこと、さらに工夫し、力を入れていかなければならないということを強く感じさせるものとなりました。全国には、適切な支援を行うことのできる施設も多くあり、このような施設の事例紹介を含めて、よりよい支援の仕方を広めていくことが必要と考えます。

以 上



posted by 山口県自閉症協会 at 08:37| 山口 ☁| Comment(0) | 下関分会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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